無機塗料の材料についてご存知ですか?知識を確認してみましょう!

皆様は、無機塗料に関してどのようにお考えでしょうか。
無機塗料は耐久性が優れていますが、ひび割れしやすいとお聞きになり、不安になられた方もいらっしゃるかと存じます。
無機塗料でひび割れが起こるのは、素材との相性によるものが多いです。
今回は、無機塗料のひび割れについてと、無機塗料の材料やその他の情報をご紹介いたします。

□無機塗料はひび割れしやすい?

無機塗料には、主成分として無機物が多く含まれていることから、完成後の塗膜が非常に硬く仕上がり、地震による大きな揺れが発生するとひび割れにつながる可能性があります。
ただ、無機塗料の中には弾性タイプという種類のものもあり、そちらを用いることでひび割れの可能性を下げられるでしょう。

また、揺れだけでなく、伸縮性のある素材に塗ることもひび割れにつながる可能性があります。
例えば、木材は非常に伸縮性が高いため、無機塗料を使用するには不向きであり、場合によっては使用不可とされています。

無機塗料は、外的要因を原因とした劣化に強く、耐久性の面で非常に優れているということもあり、材料にかかるコストが他に比べて高めです。
そのため、採用される際には、素材との相性や、長期的に見たコストパフォーマンスをしっかりとお考えいただく必要があるでしょう。

□無機塗料に関する情報をご紹介!

無機塗料には、無機物の中でもケイ素やセラミックなどが材料の主成分として用いられています。
無機塗料は、もともと外壁用の塗料で問題となっていた、長い間紫外線に当たり続けることによる劣化の打開策として開発されました。

紫外線による劣化は、塗料の寿命を短くしてしまうため、10年以内に外壁を塗り替える必要があるとされてきました。
しかしながら、無機塗料は、紫外線からくる劣化に強いという性質から、15年以上の耐用年数を実現しました。
これは、他の塗料よりも高性能であると言えるでしょう。

では、実際に、無機塗料とその他の塗料とはどういった違いがあるのでしょうか。

一般的に、無機塗料以外のものを有機塗料と呼びます。
有機塗料と無機塗料を比較したとき、最も大きな違いは成分に含まれている樹脂にあります。
樹脂とは、塗装した際にできる塗膜を作るための主成分です。
基本的な塗料の性能は、この塗膜によって変化します。

有機塗料の場合、石油のような有機物から形成される樹脂を用いた塗料です。
一般的に思い浮かべられる塗料は、ほとんどがこの有機塗料と考えていただいて間違いないでしょう。
価格帯がかなり幅広いのが特徴であり、それに応じて耐候性の発揮される期間が変動します。
紫外線による劣化が起こりやすいが、ひび割れが起こりにくいというメリットもあります。

それに対して、無機塗料の場合、鉱物のような自然物から形成される樹脂を用いた塗料です。
最近になって普及した塗料であり、紫外線に強いだけでなく、汚れが付きにくい性質や、不燃性が優れているのも特徴でしょう。
高性能なだけに、価格は有機塗料に比べて高額となっています。

□まとめ

今回は、無機塗料のひび割れについてと、その他の情報をご紹介いたしました。
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