無機塗料と有機塗料という分類を知っている方は多いですが、弾性塗料という分類もあることをご存知ですか。
無機塗料には弾性があまりなく、ひび割れやすいのが弱点だとよく言われますよね。
今回は、弾性塗料の定義や特徴、無機系塗料と弾性の関係性について解説します。
□弾性塗料とは?定義や特徴をわかりやすく解説します!
外壁塗装で用いられる塗料には多くの分類がありますが、その中にも弾性塗料と微弾性塗料があります。
弾性塗料とは、国が定めたJIS規格6909で定義を引用すると、「20度で伸び率120パーセント以上」の塗料のことです。
また、一方の微弾性塗料は「20度で伸び率50パーセント~100パーセント」の、硬質塗料と弾性塗料の中間の塗料を指します。
これら以外の一般的な塗料は、硬質塗料と呼ばれます。
以前は、ひび割れを防ぐためにもこれらの弾性塗料を使っていましたが、現在は水膨れの原因になることからあまり使われなくなりました。
しかし、外壁がコンクリートやモルタル壁の場合は、まだ使われています。
弾性塗料の一番のメリットはひび割れを防げることです。
弾性が非常に高いことにより、建物の動きに合わせて温度とともに伸縮できるので、ひび割れが起きません。
つまり、もし外壁にクラックができてしまっても弾性塗料が伸びてクラックを埋めてくれるのです。
□無機系塗料でも弾性はあります!選ぶときは弾性があるものをおすすめします!
無機塗料のデメリットとしてよく言われるのが、ひび割れしやすいという性質です。
実はこの性質は、塗膜の弾性があまりなく、硬いことが原因です。
しかし、塗装前の下準備や下地の洗浄をしっかり行えばある程度防げます。
また、ひび割れが心配な場合は、弾性力が比較的高い無機塗料を使うこともおすすめです。
例えば、無機塗料よりも柔らかく弾性がある塗料として無機ハイブリッド塗料が挙げられます。
これは、無機塗料よりも有機物が含まれる割合が多い塗料のことを指します。
また、当社の塗料は「無機ハイブリッドチタンガード」です。
無機物の耐久性はそのままに、ラジカルを放出してしまう原因であったチタンを、新技術である特殊チタンにすることによって、ラジカルの放出も制御することに成功しました。
塗膜の柔軟性も高めたことで、ひび割れしにくい塗装面を実現しています。
実際に、曲げ試験では間が2ミリになるまで曲げてもひび割れが生じませんでした。
柔軟性があり、ひび割れにも強い無機塗料の導入をお考えの方は、ぜひ当社の塗料をご検討ください。
□まとめ
今回は、無機塗料と弾性についての関係性や、外壁塗装において弾性があることのメリットを解説しました。
当社のハイブリッドチタンガードシリーズの性能は、実際の認証検査や実験で証明されています。
また、高い性能を認められ、実際に紫外線の強い場所で導入されています。
ご検討中の方はぜひお気軽のご相談ください。