住まいの塗り替えを考えている方に、無機塗料をおすすめします。
塗料にも様々な種類があります。
その中でも、無機塗料はどのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、無機塗料のメリットや相性の良い外壁材について紹介します。
□無機塗料とは?メリットを紹介します!
はじめに、無機塗料とは、無機物が使われている塗料のことです。
無機物の特徴は、紫外線の影響を受けにくく、劣化しにくいことです。
この無機物だけでは固すぎて塗料として使えないため、有機物を少し混ぜることで耐久性のある塗料となります。
次に、無機塗料のメリットを3つ紹介します。
1つ目は、メンテナンス回数を削減できることです。
無機塗料は耐候性に優れ、耐用年数が20〜25年と他の塗料より長持ちします。
メンテナンス費用は比較的高価ですが、メンテナンス回数が少ないため何度も塗装工事をしたくないという方におすすめです。
2つ目は、燃えにくい性質であることです。
無機物が使われている無機塗料は燃えにくい性質を持っています。
しかし、先述したように、有機物も混ぜて作られているため、全く燃えないという訳ではありません。
3つ目は、防汚性や低汚染性が高いことです。
無機物は水に馴染みやすい性質があり、雨が降ると汚れを一緒に流してくれます。
また、有機樹脂塗料より静電気が起きにくい性質であり、汚れがつきにくくなっています。
汚れがついてしまうと、見た目が汚く見えたり、カビやコケなどが発生したりしてしまいます。
□無機塗料と相性の良い外壁材とは?
塗料には様々な種類がありますが、それぞれ外壁材との相性が存在するため、使用できない塗料があります。
例えば、木部は弾力性があるため、塗膜の固いフッ素塗料などとは相性が悪く、ウレタン塗料などの弾力性のある塗料と相性が良いとされます。
相性の良い適切な塗料を選ぶことが建物を長持ちさせる秘訣です。
無機塗料は種類が多くないため、塗装できる外壁が限られています。
例として、アプラウドシェラスターNEOのような無機塗料はコンクリートやモルタルと相性が良く、サイディングボードやガルバリウム銅板などの外壁材とは相性が悪いと言われています。
□まとめ
今回は、無機塗料のメリットや相性の良い外壁材について紹介しました。
メリットが多い塗料ですが、金銭面や相性面のデメリットもあり、注意が必要です。
建物の状況に合わせて、最適な塗料を選ぶようにしてください。
何か分からないことや悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。