無機塗料は、有機塗料に比べ価格は高いものの、メンテナンス費用を抑えられることで最近知られるようになってきました。
塗装会社を営む方の中にも、導入を検討している方は多いのではないでしょうか。
今回は、無機塗料の定義や成分、希釈率などについて解説します。
□無機塗料の成分は何?希釈率の決まりはあるの?
まず、無機塗料とは、鉱物やガラスなどの炭素を含まない無機物を塗料の成分中に配合してできた塗料を指します。
その無機物の成分としては、セラミックやケイ素が主です。
無機物は硬く劣化しにくい性質を持っているので、これを塗料として使うことで耐候性を向上させられます。
ただし、無機物のみでできているわけではなく、塗料として塗りやすくするためにある程度石油などの有機物を混ぜています。
無機塗料の含有率や希釈率には、細かい定義は決まっていません。
そのため、少量の無機物が混ざっているだけで無機塗料と言い張り、高額な費用を請求してくる業者もいるので気をつけましょう。
当社の無機塗料は、無機と特殊チタンを融合した「無機ハイブリッドチタンガード」です。
主成分はチタンと数種類の無機物で、無機物の良さはそのままに、新技術を導入することでチタンの欠点を改善し、30年という耐久性を実現しました。
チタンは白色顔料として優れているものの、劣化因子であるラジカルを発生させるところが弱点でした。
しかし、特殊チタン効果という新技術を用いることで、ラジカルの発生を制御することに成功したのです。
高性能な無機塗料の導入をご希望の方はぜひ当社へご相談ください。
□無機塗料には明確な定義がありません!不良品にご注意ください!
前項で紹介したような無機物の良さを塗装で生かすには、塗料中に含まれる無機物の含有量が大きく関係してきます。
もちろん、100パーセント無機物で塗料を作ることはほぼ不可能です。
一方で、大半を有機物が占めている場合は一般的な塗料と耐久性が変わらないといっても良いでしょう。
ただ、現在、無機塗料の定義として無機物の割合の最低基準などは定められていません。
そのため。ほとんど有機塗料と変わらない性質であっても、無機塗料として割高で売られている可能性もあります。
無機塗料を選ぶ際には、厳しい認証試験をクリアしているのか、実証実験がきちんと行われているのかしっかり確かめるようにしましょう。
□まとめ
今回は、塗装会社を営む皆さんへ無機塗料の定義や希釈率をご紹介しました。
当社の塗料は、認証試験での不燃性も証明され、塗装職人によるさまざまな実験で耐久性や耐候性、遮熱性をも証明しています。
カラーバリエーションも豊富に用意していますので、ぜひご検討ください。