外壁の塗装に関して、塗料の種類がよくわからずお悩みの方は多いです。
そこで今回は、塗料の一般的な耐用年数と、「30年持つ塗料」といわれ耐久性の高い、無機ハイブリッドチタンガードという塗料について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
□塗料の一般的な耐用年数について
初めに、種類ごとの耐用年数について紹介します。
一般的に、塗料の耐用年数は20年前後あると長いといえます。
耐用年数が20~30年と1番長いのは、無機塗料です。
無機塗料は、原料に無機物を配合することで紫外線による劣化を予防するという特徴があります。
しかし、無機物のみの状態では固すぎて塗装できないため、必ず有機物がある程度配合されています。
現在は無機塗料の定義に具体的な配合割合などが決められていないため、同じ無機塗料といっても配合量によって耐久性が異なる点に注意が必要です。
次に耐用年数が長いのは、フッ素塗料や光触媒とよばれる塗料です。
フッ素塗料と光触媒の一般的な耐用年数は15~20年です。
1平方メートル当たりの価格相場は、無機塗料が5,000円~5,500円、フッ素塗料が3,800~4,800円、光触媒が4,200~5,000円と比較的高価です。
また耐久性が高ければ高いほど高価になる傾向があります。
□無機ハイブリッドチタンガードについて
この項では、無機ハイブリッドチタンガードという塗料について詳しく解説します。
この塗料を採用するメリットは、その驚くべき耐久性の高さです。
耐久性の高い塗料については前項でも紹介しました。
耐久性が高いと良い点は、主に2つです。
まず、外観を美しく保つことができる点です。
ひび割れや剥がれがある外壁は美しいとは言えませんよね。
もう一つは、住宅の寿命を延ばすことに大きく貢献する点です。
外壁は、住宅の耐久性の大部分を占める大切な要素です。
塗料を耐久性の高いものにすることで、住宅自体の耐久性を高めることにつながります。
無機ハイブリッドチタンガードの耐久性が高い理由は、化学構造にあります。
この塗料に含まれる「酸化チタン」は、無機物質の中でも特に紫外線に強い特性があります。
しかし、従来はこの酸化チタンを塗料として使用すると、紫外線に反応して内部から塗膜を破壊する「ラジカル」という物質を発生させてしまうという問題がありました。
新技術によってこのラジカルを抑制して特殊チタンを使用するのに成功したのが、無機ハイブリッドチタンガードという塗料なのです。
□まとめ
今回は、外壁塗料の耐用年数と、耐久性の高い塗料についてお伝えしました。
ぜひ参考にしてくださいね。
塗料に関して、ご不明な点等ございましたら当社までご連絡ください。