外壁を選ぶ際に多くの方が迷うのが、塗装に使用する塗料の種類でしょう。
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
塗料を比較するうえで、その耐用年数は非常に重要視すべき項目です。
今回は、塗料の種類ごとの耐用年数と、耐用年数を過ぎるリスクについてお伝えします。
ぜひ参考にしてくださいね。
□塗料の耐用年数を比較!
主な種類ごとの耐用年数は以下です。
フッ素樹脂塗料 15~20年
ラジカル制御型塗料 13~15年
シリコン樹脂塗料 10~15年
ウレタン樹脂塗料 7~10年
アクリル樹脂塗料 5~8年
一般的には、耐久性が高く耐用年数が長い塗料ほど価格が高くなる傾向があります。
しかし、価格が高いものは耐久性が高いかというとそうとも限りません。
多くの大手塗料メーカーが販売する塗料については、具体的な耐用年数が示されている場合が多く、基本的に耐用年数までは耐久すると判断して良いでしょう。
主要な塗料については上記で一般的な耐用年数を紹介しました。
しかし、悪質業者の「オリジナル塗料」については耐用年数が長く提示されていても実際には早く劣化してしまうというケースがあるため注意が必要です。
また、最近開発されたばかりであまり普及していない塗料などは耐用年数が確実ではありません。
□耐用年数を超えて使用しても問題ない?
さて、続いては耐用年数を過ぎたときに起こる問題を4つ紹介します。
1つ目は、雨漏りです。
塗料の耐用年数を過ぎると、外壁の劣化が進みます。
劣化したり、外壁材にひびが入ったりしてしまうと雨水が浸入してしまう可能性があります。
2つ目は、外壁材の劣化です。
塗装がはがれ、外壁材が露出してしまうと危険です。
外壁材自体が劣化してしまうと住宅の耐久性にも大きく影響します。
再塗装と比較して外壁材自体の補修は費用が高額になるため、早めに対処しましょう。
3つ目は、害虫の侵入です。
塗膜が劣化して隙間ができると、外壁内部に虫が侵入してしまいます。
害虫が侵入すると不衛生になり、さらなる劣化を招くでしょう。
4つ目は、耐震性の低下です。
外壁が劣化しても放置すると、建物内部に腐食が発生する可能性があります。
その結果、住宅自体の耐久性が下がってしまうと、家族の命を危険にさらすことになります。
□まとめ
今回は、外壁塗料の耐用年数についてお伝えしました。
耐用年数を過ぎていなくても、劣化を見つけた場合には早めに対処することが大切です。
塗料に関して、ご不明な点等ございましたら当社までご連絡ください。