無機ハイブリッド塗料と外壁材の相性について解説します!

耐用年数や耐久性などの面で優れている無機塗料ですが、実は使用できない外壁材があることを知っていますか。
多くの機能を持つ塗料ですが、そもそも使用できないとなるともったいないですよね。
そこで今回は無機ハイブリッド塗料と外壁材の相性、そして無機ハイブリッドチタンガードについてご紹介します。

□無機ハイブリッド塗料は外壁材との相性は良い?

まずは、無機ハイブリッド塗料と外壁材の相性についてご説明します。
無機塗料の場合、木製の外壁やガルバリウム鉄鋼のものとは相性が良くありません。
そのため、塗膜がしっかりと密着せず、すぐに剥がれてしまう原因となり得ます。

ただし、最近では木製やガルバリウム鉄鋼のものにも使用できる無機塗料も出てきているので、事前に互換性を確認しておくと良いでしょう。
木製とガルバリウム鉄鋼以外の素材であれば、無機塗料は存分に効果を発揮できるため、安心して使用できます。

そして、もう1つ注意すべきポイントは「次の塗り替えまでに期間を要する」ことです。
無機塗料は耐用年数が長いため、数年では塗膜が劣化せず、チョーキング現象が起こったり塗膜が剥がれたりしてしまいます。
そのため、無機塗料を施すのであれば、最短でも10年は塗り替えができないということを覚えておきましょう。

□無機ハイブリッドチタンガードにはどんな特徴がある?

ここからは、当社が取り扱っている「無機ハイブリッドチタンガード」の主な特徴を3つご紹介します。

*紫外線への対応力

まず、紫外線の影響を受けづらいという特徴が挙げられます。
これを実証するために、サイディングボードを10年ほど経過した状態にし、それに各塗料でクリヤー塗装を施し、さらに10年ほど経過した状態にするという実験を行いました。
結果、無機ハイブリッドチタンガードによるクリヤー塗装では、塗装した時点と変化のない状態を維持しており、紫外線への強さが証明されました。
他の塗料では塗膜の劣化が見られ、何も塗装していないものはチョーキング現象が見られました。

*外壁そのものの意匠性を生かせる

住宅用のクリヤー塗料には、透明なものが使用されるため、外壁そのものの意匠性を生かすことが可能です。
他の一般的な塗料では、色付きで外壁を塗りつぶすため、意匠性が失われてしまいます。

*下地を保護し続ける

最後に、クリヤーコーティングを施すことで、サイディングボードの劣化を防げます。
全く塗装をしない状態では、年数が経つとヒビ割れが起こりますが、クリヤーコーティングを行うことで、持続性能を伸ばすことが可能です。

□まとめ

今回は、無機ハイブリッド塗料と外壁材の相性、そして無機ハイブリッドチタンガードの主な特徴をご説明しました。
無機塗料は非常に優秀な機能を備えていますが、使用する際には塗り替えのことも考えておきましょう。
外壁の塗装を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。